保育園新設と地域の理解
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#保育ニュース
作成日 2015/12/11
更新日 2023/05/19
保育園新設と地域の理解
※本コラムの内容は平成27年のものです。
目次 |
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★保育園開設に欠かせないコト★
〈待機児童ゼロ〉を目指して、新設の保育園の開園が続いています。
最近では荒川区の公園内に保育園の建設が計画されました。
都内では土地がなく、新しい保育園を建設するのにも様々な課題があります。
保育園を開設するには、
◆どこに、どのような保育施設を開設するか
◆お子様、園児は集まるのか
◆補助金はどのくらい出るのか
◆建物を新築したり、内部の改装はどうするのか
......などなど
検討しなければならないことがたくさんあります。
なかでも〈周辺に住んでいる地域の方の理解を得ること〉は必須のポイントのひとつです。
★保育園の建設反対!?★
東京新聞に『中野区の認可保育園来春開園予定も周知足りず』という記事が掲載されました。
この年の6月末には、Webサイトによる「事業者名」や「建設予定地」の公表をしてはいましたが、近隣住民への説明会を開くなどの対応はなく、9月中ごろに突然工事が始まりました。
当初、地域の方は保育園の設置に賛成されていたようです。
しかし〈突然工事が始まったこと〉さらに〈設計の内容〉に疑問の声が上がり、建設反対に至ってしまいました。
誰でも事前に説明なく、近くで突然工事が始まったらびっくりしてしまいますよね。
〈子育て中の方〉と〈保育園の近隣にお住まいの方〉では、保育園ができることに対する思いに違いがあります。
お子様を預ける方にとっては、駅の近くや住宅街などに保育園ができると便利で助かりますよね。
けれど利用されない方にとっては、騒音など何かしら迷惑に感じられる場合もあります。
状況や立場によって様々な考えがあるのは当然。
だからこそ、保育園運営者は、保育園を利用する・しないに関係なく地域にお住いの方全員に向けて、しっかりと説明をしていかなければなりません。
★全員参加の保育へ★
当社は、首都圏を中心に直営保育園をいくつも運営しています。これまでも開園の際には地域にお住まいの方や自治体へご説明をして参りました。
開園前の準備の際もそうですが、開園してからも地域の方々との交流は不可欠です。
これからも保育園への派遣・紹介はもちろん、保育園の運営においても
地域交流を大切にし、地域の発展にも貢献していきたいと考えています。
- 参考資料
- 産経ニュース 「子供が騒音」…開園延期や訴訟に 新設保育園、相次ぐトラブル
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