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#保育士の働き方

作成日 2018/11/10

更新日 2019/09/19

【保育士の転職】理由やタイミングを知って転職を成功させよう!


子どもたちの成長を実感できてやりがいある保育士の仕事ですが、さまざまな理由で転職を考えている人もいるでしょう。
保育士の勤務先となる保育園は、公立・私立、認可・無認可など様態もさまざまで、勤務する園によって待遇などの諸条件は大きく異なります。

「もう少し休みが欲しい」
「これくらいお給料がもらえたら……」

そう感じたら勤務先と交渉することになりますが、思い切って転職したほうが早いかもしれません。
長く働いた環境を離れることに不安を感じつつも、多くの保育士がよりよい条件での転職を成功させ、やりがいを持って働いています。
ここでは保育士の転職のきっかけや園による勤務条件の相違点などについて見ていきましょう。



保育士の転職で多い理由って?


実際に保育士は何がきっかけで転職を考えるのでしょうか。
保育士の転職理由や転職率について見ていきましょう。

転職したい!保育士の離職率と転職理由は?


2014年に発表された東京都保育士実態調査報告書によると、保育士が現在の保育園へ改善を希望する内容として「給与・賞与等の改善」がトップ(59%)で挙げられており、次いで「職員数の増員」「事務・雑務の軽減」「未消化休暇の改善」という結果になっています。

つまり、給与面や仕事の多忙さに不満を感じたときが、転職を考えるきっかけとなると言えるでしょう。

実際、これらの理由で離職している保育士(常勤)は、厚生労働省の2013年社会福祉施設等調査によると10.3%。

約10人に1人が離職をしていることになります。
そのうち公立保育園では7.1%、私立保育園では12.0%。

それぞれの離職率には差がありますが、公務員と同等の福利厚生がある公立保育園の保育士は、産休・育休や勤務条件が整っている働きやすさが大きく影響していると言えます。


残業の多さや休みがとれないなど、時間についての不満がトップ


保育士が勤務先への改善を希望する事項として「給与・賞与面の改善」がトップになっています。
続いて2位〜5位は「職員数の増員」「未消化休暇の改善」「勤務シフトの改善」など仕事の忙しさや休暇取得にかかわる内容となっています。

総合的に考えると「忙しさや勤務時間に関する不満が最も多い」ことがわかります。

保護者会や連絡帳、運動会などのイベント準備など子どもと直接かかわる保育以外の業務を、サービス残業でこなす場合がある保育園も多くあります。
また「手作り」「丁寧」が基本の保育の世界で、子どもに対しては手が抜けず、それ以外の業務でも細かい内容が多い保育士の仕事は、どうしても長時間労働になってしまいがちです。

給与など条件面の不満も転職の大きなきっかけ


「給与・賞与面の改善」は、保育士に限らず転職のきっかけとして上位にくる理由です。
とくに保育園は数も多く運営組織も多様なため、給与などの条件面は園によってかなりばらつきがあります。
また表面上の給与だけでなく、手当や残業代の支給の有無なども、勤務先に不満を持つきっかけとなります。

政府は2019年の消費税引き上げを財源に、「保育士や幼稚園教諭の処遇改善策」を発表しました。
今後も保育士の給与は改善が進むと予想されますが、園による給与額の差は転職を考える大きなきっかけとなるでしょう。

保育方針や人間関係が合わないという理由も


保育方針の相違や人間関係で転職を考える人も少なくありません。

保育園によっては運営が家族経営で園長の考え方が絶対的であったり、また独特の保育方針を掲げていたりという保育園もあるでしょう。
園の方針に従っていると、「子どもにとってこれがよいのか」と悩んでしまうこともあります。

また女性が多い職場であるのも保育園の特徴。職場の人間関係が、転職を考えるきっかけとなることも多いようです。



保育士の転職にベストな時期ってある?年齢は?



転職を成功させるには、転職時期も大切なポイント。
転職によいタイミングや年齢について見ていきましょう。

求人が増えるのは1〜3月!4月スタートを目指して転職活動を進めよう


転職を検討している場合は4月から新しい職場で勤務することを目指し、12月くらいから求人に目を通しはじめるとよいでしょう。

4月から新年度が始まる保育園では、前年末の11月〜12月に在籍保育士の面談などを行なうことが多く、だいたいこのタイミングで保育士から退職希望の申し入れを受けます。
そのため11〜3月頃に求人が増える傾向があります。

厚生労働省の発表によると平成、28年の保育士有効求人倍率は5月の1.5倍に対して1月には2.76倍と、有効求人数に倍近い差があることがわかります。

また保育園は、4月〜翌年3月までをひとつの年度として運営しています。転職する場合は現職を3月まで続け、子どもたちをしっかり次の学年に送り出してから転園するほうがよいでしょう。

体力があり自由度が高い20代は転職しやすい


転職を考えるときに気になる年齢。保育士の転職において基本的に年齢制限はありませんが、体力があり自分の子どもの行事や病気などに左右されにくい20代・独身の人は採用されやすいと言えるでしょう。

また、子育て経験や保育士の経験豊富な40代保育士のニーズも高く、採用されやすい傾向にあると言えます。

保育園の採用では、年齢というよりも実務経験の期間や有無が重視されます。
実務経験があれば、あまり転職活動時に年齢を気にする必要はありません。
ただし、園によっては保育士の募集に際して年齢制限を設けているところもありますので、それぞれの求人をしっかり確認しておきましょう。



保育園は私立・公立で雇用はどう違う?認可外保育園は?


保育園には公立と私立がありますが、雇用の面ではどのような違いがあるのでしょうか?それぞれについて見ていきましょう。

公立保育園の保育士は公務員


公立保育園の保育士は自治体から直接雇用される「地方公務員」で、自治体により試験や採用方法などが異なります。

一般的に待遇は自治体の職員と同等の扱いとなります。
育休や産休などの福利厚生面が手厚いだけでなく、給与や賞与・昇給などにおいても地方公務員の制度に準じられるので、モチベーションを高く持って働ける環境です。
具体的に公立保育園と私立保育園の給与を比較してみましょう。


平均月給

平均賞与

平均年齢

公立保育園(練馬区の場合)2016年

31万7,058円

171万2,104円
(期末・勤勉手当として)

45歳

私立保育園(全国・従業員規模10〜99名の場合)2017年

22万8,300円

68万1,800円

36.2歳



このように平均月給・平均賞与とも私立保育園とは給与に開きがあります。

この理由として、公立保育園は公務員として長く働きやすい制度が整っており、保育士の平均年齢が高いことが挙げられます。

条件面ではかなり魅力的な公立保育園の保育士ですが、合格するには高い倍率の公務員試験を突破しなければなりません。

参考までに平成29年の試験では倍率93倍という自治体もあり、狭き門であることが分かります。
また、年齢制限を30歳や35歳に定めている自治体が多く、公立保育園の保育士を目指すのであれば年齢制限に達するまで計画的に挑戦することが大切です。

実際の試験内容は自治体によって異なりますが、一次試験で高卒レベルの数学・文章理解などの一般問題と、保育の専門知識などについての筆記試験、二次試験はピアノなどの実技や面接試験を行うところが多いようです。

晴れて採用試験に合格しても即採用となるわけではなく、合格者はまず自治体の「採用候補者リスト」に登録されます。
そして該当エリアの公立保育園で保育士の募集があれば、はじめて保育士として採用されることになります。
採用候補者リストの登録期限は1年間となっているため、その年に採用がない場合は次年度再受験をしなければなりません。

また、通常の公務員と同様異動もあるため、都道府県単位で試験を行なっている自治体では、採用後に転居が必要な園への異動の可能性もあります。

●公立保育園保育士の勤務・待遇傾向
・公務員試験に合格する必要がある
・待遇や身分は公務員となる
・「試験に合格=即働ける」という訳ではなく、採用候補者に登録され欠員が出たら働ける
・公務員試験を受験するため、他の公務員試験同様自治体が定めた年齢制限がある
・異動がある
・公立保育園の民営化が進んでおり、今後募集人数の減少が見込まれる

就職できれば比較的よい待遇である公立保育園の保育士ですが、自治体による保育園の民営化も進められており、今後ますます狭き門となることが予測されます。

私立保育園の待遇や条件は園独自のシステム


私立保育園はNPOや社会福祉法人・学校法人、民間企業などが母体になっており、それぞれの園独自のカラーや保育方針があります。
それに伴って保育士の雇用システムや条件も独自に設定されており、地域や経営状況・経営者によって雇用条件が異なります。
先のパラグラフで公立保育園と私立保育園の給与差について述べましたが、私立保育園にも公立保育園以上に厚待遇な園も存在します。

また、保育士不足が叫ばれる中で保育士の待遇改善が進んでおり、現在は休日休暇や各種制度なども公立保育園とあまり違いがない園が増えています。
とはいえ、やはり休みがとりにくい保育園などもあるため、転職を検討する際は十分な情報収集が必要です。

私立保育園で働く醍醐味は、何といっても独自のカラーと裁量の大きさです。

「自然と一緒に育てる」
「泥んこ遊びで元気に」
「グローバル社会に通用する素養を育てる」

など、園によって個性があり、また独自のルールを設定しているのが私立保育園です。
保育士一人ひとりの裁量も大きく、園の方針に共感できれば強いやりがいを感じながら保育士として成長することができるでしょう。

●私立保育園保育士の勤務・待遇傾向
・園によって独自のカラーがある
・給与や休日休暇など条件面は園ごとに異なり、園によっては厚待遇も期待できる
・保育士一人ひとりの裁量が大きく、やりがいを感じやすい
・公立保育園の民営化が進んでおり、私立保育園の保育士のニーズは今後も高い

園によっては認可園より好条件の認可外保育園


認可外保育園は、設備的な面や保育士の数など国の認定基準をクリアしていないなどの理由で認可されていない保育園のことを指します。

「認可外」と言うと少しネガティブなイメージを持たれがちですが、そもそも認可外保育園の具体的な定義もよく理解されていないのが実情です。

認可外保育園は待機児童が多い大都市圏に多く、保育時間を長くするなど、定員や勤務時間の都合など認可園ではカバーしきれない、保護者のリアルなニーズに対応する社会的意義の高い保育園と言えます。
施設の広さや園庭が必須でないことや、便利さを求められるため、通勤に便利な駅近に設置されていることが多いのもポイントです。

定員は20名以下の少人数でアットホームな雰囲気の園であることが多いので、子ども一人ひとりとしっかり向き合うことができます。
また、少人数制であるため最小限のスタッフで運営されており、人間関係に悩まされるリスクを最小限に抑えられることや、責任もある分多くの裁量が与えられることもあるでしょう。
(必ずしも「認可外」=「定員数が少ない」というわけではないため、応募を検討する際は定員数を確認するようにしましょう。)
未経験者や保育士資格がなくても働ける園が多いのもポイント。
認可外保育園で経験を積みながら保育士資格を取得する人も多くいるようです。

また、待遇は私立保育園同様、園によって条件は異なりますが、基本的に自治体からの補助金がないか少額であるため給与の点では認可保育園と比較すると低い傾向にあります。

大都市圏など地域によっては独自の補助金制度があったり、また経営が安定している認可外保育園では認可保育園と遜色ない給与が支給されたりと、さまざまな条件下にあります。

●認可外保育園保育士の勤務・待遇傾向
・採用されやすく、未経験者でもOK
・大都市圏に多く、おおむね通勤に便利な場所にある
・認可保育園ではカバーしきれないニーズを汲み取った保育で、やりがいを感じられる
・少人数の園が多いので子ども一人ひとりに目を向けやすく、スタッフの人数の少なさから人間関係のわずらわしさを感じにくい
・給与や休日休暇など条件面は園ごとに異なり、園によっては厚待遇も期待できる



プロの力を借りてキャリアを活かした転職活動を!


今後自分が目指したい方向や転職に適したタイミングが理解できても、毎日忙しい保育士にとって転職活動を思い通りに進めるのはなかなか難しいときもあるでしょう。
そのようなときは、保育士専門の転職エージェントを使って転職活動をすることがオススメです。

保育士専門の転職エージェントを上手に活用しよう


エージェントとは、英語で「代理人」のこと。
希望の条件を伝えれば、エージェントがあなたに合った保育園を探し、面接の日程調整や書類選考のアドバイスなどもしてくれる心強い転職サポーターです。
また、実力のあるエージェントを選ぶことができれば、人間関係や園のカラー、実際にお仕事をされている方のリアルな声など、自分だけでは得にくい情報もエージェントから得ることができます。
その他、給与など待遇や勤務条件の交渉まで行なってくれることも大きな魅力のひとつです。

国を挙げて開設が進む保育園に対して保育士が不足している今、先にも述べたように平成29年1月の有効求人倍率は2.76倍。
その他全職種の求人倍率1.58倍と比較しても保育士の求人は多く、実にひとりに対しふたつ以上の求人があるという計算になります。
転職を考えるには嬉しい状況とは言え、普段多忙な保育士の仕事をしながらのスムーズな転職活動はなかなか難しいですよね。
そのためにもあなたに合ったエージェントサービスを選んで、上手に活用しましょう。

転職エージェントの選び方


数多くある転職エージェントですが、メインをひとつ決め、サブとしてもうひとつ~ふたつのエージェントへの登録を目安とするとよいでしょう。
「とりあえず……」と登録しすぎると、次から次へと来る転職情報を整理しきれなくなるかもしれません。
また複数のエージェントから同じ保育園の転職情報を紹介されると、手間がかかったり時間にロスが発生したりしてしまいます。

また、注意したいのが検索結果上位の転職エージェントにそのまま登録してしまうこと。
どうしても検索結果上位表示のエージェントから見てそのまま登録してしまいがちですが、Web検索の掲載順位は評判の良さや使いやすさとは関係がありません。
エージェント側が検索結果の上位に表示されるよう、更新を頻繁に行なったり有料のサービスで上位表示されるような対応をしたりしているためです。

転職エージェントを選ぶポイントは「転職を希望する業界への専門知識を持っているか」「情報を豊富に持っているか」「サポートが丁寧か」の3点です。

なかなか実績のある転職エージェントを選ぶことは難しいですが、HPの内容をもとに上記の3点に重点を置いて、信頼できると思われる転職エージェントピックアップして、コンタクトしてみましょう。

当サイト「わたしの保育」を運営するテンダーラビングケアサービスも転職エージェント制をとっています。わたし達は1994年の創業以来20年以上福祉分野での転職支援事業を続けてきました。
現在人材紹介のご相談をいただいている保育施設は2,000施設以上。お取引の実績のある園に絞っても1,200施設以上にのぼっており、保育施設についての情報の濃さと豊富さには自信があります。
また、自社での保育施設の運営も行っており、現場の実情を把握したうえで、保育士の方々のお気持ちに寄り添ったサポートを行わせていただきます。
さらには、正職員やパートのほか、派遣社員などさまざまな働き方をご用意しています。登録者が受講可能な保育に関する教育研修や、集合後のサポートも充実させており、ブランクがある方は安心して、スキルのある方はさらなるステップアップの一助としてご満足いただける体制を整えています。
(わたしの保育の詳しいサービス内容についてはコチラをご覧ください。)

保育の分野で転職をご検討の際は、ぜひテンダーラビングケアサービスのわたしの保育をご利用ください。
(ご登録ご希望の方はコチラからお問い合わせください。)



エージェントもうまく活用して、希望の条件で転職をしよう!




マーケット的にも売り手市場の保育士の転職。保育士不足の今、求人情報も数多くあり転職を検討するにはよい時期です。
タイミングや転職情報の集め方次第で、転職後の仕事内容や諸条件が大きく左右される可能性があります。
希望の条件に合った転職ができるように、退職や情報収集を行なうタイミングをしっかり把握しておきましょう。普段から多忙な保育士は、なかなか自力だけでの転職活動も難しいもの。

転職エージェントをうまく活用して、満足できる転職活動をしていきましょう。

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監修者 PROFILE
コラム監修者 和氣 タイ子 Waki Taiko
都内の認可保育園にて、園長経験6年、保育経験延べ30年のベテラン保育士。
当社で園長職を勤めたのち、当社運営の保育施設の総合管理を担当。現在は研修など保育士の人材育成に注力している。

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