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コラム

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#保育士の働き方

作成日 2018/11/22

更新日 2019/09/19

保育士の仕事内容と1日のスケジュール、労働時間などを詳しくご紹介


「子どものころから保育士に憧れている」「子どもが好きで子どもとかかわる仕事がしたい」という方もいるでしょう。しかし、「保育士の仕事内容が具体的にわからない」「イメージ先行で、仕事内容の想像がつかない」「保育士の仕事は自分に向いているのか」などという声もよく聞かれます。

ここでは、実際の仕事がわからないために保育士を志望しつつも二の足を踏んでいる、保育士の仕事に興味がある、保育士の資格を取りたいという方に向けて、保育士の1日の仕事内容や労働時間などを紹介します。また保育士のやりがいや魅力、保育士という職の将来性についても解説していきます。保育士資格の取得方法なども詳しくご説明していますので、ぜひ参考にしてください。


保育士の仕事内容ってどんなこと?

そもそも、保育士とはどんな役割を担っているのでしょうか。ここでは、保育士の役割と基本的な仕事内容、保育業務以外の仕事について説明していきます。

そもそも「保育」「保育士」とは

厚生労働省の定義によると、「保育」というのは、「子どもが現在をもっとも良く生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培う」こと(「保育所保険指針」より)です。
保育士の具体的な仕事内容は保育園ごとに若干異なるかもしれませんが、「保育」の根本的な意義は何ら変わりません。

保育士は、子どもたちを預かり身の回りの世話をするだけではありません。子どもの成長にとって重要な心身の発達を促しつつ、社会性を養い、基本的な生活習慣を身に付けさせることも保育士の大切な仕事なのです。

保育士の基本的な仕事内容について


保育士の基本的な仕事内容は、保護者の代わりに子どもを保育すること。

まずは子どもと一緒に遊ぶなど楽しい時間を共有し、子どもたちとの信頼関係を築いていきます。遊びを通して運動面でできることを増やし、社会のルールや協調性を育てることも大切です。

さらに、子どもの心身の健康状態に目を配ること。熱を出していないか、何かを気にしていないかと確認していきます。

また、子どもが基本的な生活習慣を身に付けるための手伝いをすること。食事や睡眠、排せつ、衣服の着脱などを「自分でやりたい」と思える環境を整えていきます。

保育士の仕事内容における責任の大きさ


子どもたちと走り回り、おんぶや抱っこをするためには、保育士自身の体力も必要不可欠です。しかしそれ以上に欠かせないのが、子どもの病気や事故への備えです。

保育士の目が届かないところで、子どもの体調を悪化させたり、怪我をさせたりしないよう、細やかに気を配る必要があります。
とくに乳児クラスの場合は、「乳幼児突然死症候群」などへの備えも必要です。


1日の仕事の流れとスケジュール


ここでは、現場の保育士の1日の仕事の流れを、午前・昼・午後・降園後の4つに分けて見ていきましょう。


保育園の基本的な流れ:午前

◇早番の保育士が出勤し、開園準備をします。
◇引き継ぎ事項・当日の予定を確認します。
◇登園してきた子どもを受け入れます。
◇受け入れの際、保護者から子どもの体調などを聞き取ります。
◇一定の時間に子どもたちの出欠をとりながら健康状態などを確認し、朝の会をします。
◇当日予定していた遊びや体操・プログラムなどをします。
◇外遊びやお散歩をします。


保育園の基本的な流れ:昼

◇昼食前の手洗いやうがいを子どもたちに促します。
◇昼食の準備をします。
◇昼食時はアレルギーのある子どもへの確認を徹底します。
◆子どもたちの様子を見つつ、一緒に食事します。
◇昼食後は後片付けをします。
◆子どもたちの歯磨きと排せつをサポートします。
◇小さい子どものクラスでは、布団を用意して、午睡へ。
◇子どもを布団に入れてから、絵本などを読み聞かせていきます。
◇お昼寝中に連絡帳の記入や会議、休憩を取ります。
※◆マーク部分は、園や年齢により異なります。

保育士の仕事内容における責任の大きさ

・おやつの準備をして、手洗いなどを促します。
・おやつを食べさせて、後片付けをします。
・自由遊びや外遊びをして、その様子を確認します。
・帰りの会で、当日の振り返りなどをします。
・保護者のお迎えの際、当日の様子や連絡事項などを伝達します。
・延長保育の子どもたちを合同で保育し、順次お迎えを待ちます。

保育園の基本的な流れ:降園後

・子どもたちが全員降園したあと、園内の掃除や片づけ、戸締まりなどをして帰宅します。
・イベントや行事を控えた時期は、通常の仕事以外の内容が多くなります。
 残業したり、園によっては仕事を持ち帰ることもあるようです。


保育士の労働時間の見込みと実状


ここでは、保育士の一般的な労働時間と、残業せざるをえないような繁忙期でも残業を極力減らすための効率的な仕事の進め方などについて説明していきます。


保育園の一般的なシフトの例

保育園では、1日に8時間のシフトを組んでいるところが多いです。

早朝保育や延長保育などが組み込まれている保育園では、子どもたちが朝7時すぎから夜8時近くまでいるため、「早番」「中番」「遅番」の3段階でシフトを組むケースが一般的です。
「早番」が子どもたちの登園の30分ほど前に出勤し、それから1時間から1時間半ほど後に「中番」が出勤。
さらにそれから1時間、1時間半ほど後で「遅番」が出勤するという流れです。保育士の勤務時間は出勤した順に終わりますが、「遅番」は、子どもが全員帰宅して戸締りを終えるまでが仕事です。

保育園の繁忙期の労働時間はどうなる?


週休二日制を導入している保育園が多数で、土曜日・日曜日・祝日が休日になる園もあります。土曜日・日曜日にも保育を実施している園では、平日に休みを取ることもあります。

子どもたちをお見送りしたのち、毎月恒例の保育園だよりを作成したり、発表会などイベントの準備を進めたりと、残業が増えがちなのも事実です。

とくに、3月から5月にかけては、5歳児クラスの卒園や新入園児の受け入れ体制の準備など、何かと慌ただしい日々。子どもたちの気持ちも不安定になりがちなため、通常の時間内で仕事を終えられないことも多いでしょう。

また、運動会や発表会前には、衣装や小道具の準備もあります。保育士が出し物をしなければならない保育園もあるため、仕事が倍増するような忙しさを感じるかもしれません。
こうした繁忙期には、残業をせざるをえないという声が多数です。

残業を避け、なるべく効率的に仕事するために

しかし、繁忙期にも効率的に仕事を進めることで、その負荷を軽減できます。

まずは、しなければならないことをリスト化し、優先順位をつけること。さらに、そのリストを保育士間で共有し、協力しあうことが大切です。

また、子どもの午睡など、普段の仕事の合間を見つけてリスト内の項目をひとつひとつ片づけて、まとめて処理できる作業はできるだけ一気に終えてしまうなど、工夫していきます。
おのおので仕事を進めていくのではなく、仕事を共有し分担することで、時間をかなり短縮できるはずです。

保育士の中でも得意・不得意な分野があります。それぞれの得意分野をいかして、効率的に仕事を分担できるようにしましょう。


保育士という職業の魅力とやりがい


保育士は、子どもたちへの細やかな配慮にくわえて、体力も必要。仕事内容も多岐にわたる職業です。それでも、保育士を目指して努力を続け、実際に職に就いてからも保育士の仕事そのものを楽しんでいる人が多いのには理由があります。

ここでは、保育士という職業の魅力とやりがいについて見ていきます。

子どもとのかかわりで得られる喜び


現役の保育士に、現職の魅力を尋ねるとまず挙げられるのが、「子どもの成長に関われる職である」ということ。

子どもは、毎日成長し続けます。昨日できなかったことが今日はできる、昨日素直に聞けなかったことに今日は落ち着いて耳を傾けられる―そういった姿に間近に接し、成長の喜びを感じられる職業であることは、大きな魅力のひとつです。
毎日が何かしらの発見・驚きに満ちているというのも、保育士ならではです。

さらに、子どもたちが心から笑ってくれたり、子どもたちが頼ってくれたり、運動会や発表会などでの頑張りを目にできたり。こんなことの一つひとつが、保育士としてのやりがいにもつながっていきます。

さまざまな働き方ができ、雇用形態を選択可能


保育士も、その他の多くの仕事と同様、多様な雇用形態の中から働き方を選ぶことができます。

長時間勤務できない場合は、派遣社員やパート、契約社員という形態を選択することも可能。正規雇用以外であれば、残業や休日出勤などが免除されるケースも多くなるため、無理せずに働けます。

さらに、保育園以外でも保育士の資格をいかせます。放課後児童福祉員、児童福祉施設などでも、保育士の資格がとても役立ちます。
保育ママとして小さな子どもを預かる仕事などもあり、さまざまな場所で活躍できることも、保育士という職の魅力でしょう。


保育士になるための方法

ここで、保育士の資格を得るためのステップを確認していきます。保育士試験を受けて保育士になる方法と、幼稚園教諭から保育士資格を得る方法について説明しましょう。

保育士資格を得るための方法

保育士資格を得るためには、ふたつの方法があります。ひとつが、保育士試験に合格すること。
もうひとつが、厚生労働大臣が指定した大学や短大、専門学校などの課程を修了することです。

専門課程を修了していない場合は、年に2回行なわれている保育士試験を受験します。実施場所などは各都道府県で定められているので、日程と合わせてチェックしておきましょう。

保育士試験を受けるためには、大学や短大、専門学校を卒業しているか、児童福祉施設での一定時間の実務経験が必要です。

試験内容は、「保育の心理学」「保育の原理」「児童家庭福祉」「社会福祉」「教育原理」「社会的養護」「子どもの保健」「子どもの食と栄養」「保育実習理論」などの筆記試験と、音楽や造形表現、言語表現の実技試験です。
実技の場合は、2科目を選択することになっています。

保育士試験に合格したら、保育士登録手続きを行なって保育士証を取得します。この登録手続きを経なければ保育士にはなれません。

特例制度をいかして保育士になる方法

平成26年度から、幼稚園教諭免許を持つ人は保育士資格を得やすくなりました。これが、「幼稚園教諭免許状を有する者における保育士資格取得特例」制度です。

幼稚園の教諭免許所有者で、特例制度の対象となる施設で3年(実労働4,320時間以上)の実務経験があり、指定保育士養成施設で所定の8単位さえ受講・修得すれば、保育士試験を全科目免除され、保育士資格を取得できるというもの。
現在は、平成31年度末までと特例制度の期間が定められています。


保育士という職業の将来性


超高齢化が進む日本の現状を考えると、子どもを預かり保育する保育士の需要も年々減ってくるのではないかと思いがちですが、実際はその反対で、保育士の需要はどんどん高まっています。
ここでは、保育士という職業の将来性について説明していきます。

今後ますます増加する保育士の需要

待機児童を減らすために保育所が順次整備・拡充されていく中で、保育士不足が深刻な問題になっています。

共働きの家庭が増加し、長時間子どもを預けられる保育施設への入所を望む声は年々高まる一方です。さらに、デパートやスポーツクラブなどで、民間企業による託児・保育サービスが拡大されつつあります。

今後ますます保育士資格をいかせる場面が増えることを加味すると、保育士の需要は高まる一方だと予想されるのです。

専門家としてより高度なスキルを


少子化の傾向にある現状で、子どもへの教育には費用を惜しまないという家庭も増えています。独自の教育サービスを提供して個性をアピールする民間企業も増えて、より専門的な保育の知識や経験が求められるようになっています。

保育の専門家である保育士は今後、子どもの保育だけでなく、より高いスキルをもった専門家として活躍の場を広げていくことでしょう。
そのためにも、日々そのスキルを磨いていくこと。こうした努力の積み重ねが、あなたの将来を明るく輝かせてくれるはずです。


保育士の仕事を理解し、夢を叶える

ここでは、保育士の1日の仕事内容やスケジュール、労働時間などをおおまかに紹介しながら、保育士という職業の魅力や将来性を解説してきました。

保育士の仕事内容は保育園ごとに若干の違いはありますが、子どもたちの成長を間近で見守りサポートできるという点、勤務時間や雇用形態を選択しやすいという点では共通しており、子ども好きで自分なりの働き方がしたいという方におすすめの職業です。

この記事を通して、「保育士になりたい」という皆さんの夢を後押しし、勇気づけることができれば幸いです。

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監修者 PROFILE
コラム監修者 和氣 タイ子 Waki Taiko
都内の認可保育園にて、園長経験6年、保育経験延べ30年のベテラン保育士。
当社で園長職を勤めたのち、当社運営の保育施設の総合管理を担当。現在は研修など保育士の人材育成に注力している。

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