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コラム

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#子どもの心と体

作成日 2019/12/13

更新日 2019/12/13

【年齢別】子どもに大人気!保育園での運動遊び集

滑りだいをすべる男の子

文部科学省が定める「幼児運動指針」では、毎日合計60分以上楽しく体を動かすことが大切だとされています。

しかし現代においては、遊ぶ道具の多様化や運動遊びができる公園などが減少していることもあり、外遊びの機会が少なくなっているのが現状です。

体を動かす遊びは、屋外ではもちろんのこと室内でもちょっとしたアイディアや工夫でも楽しめます。今回は運動遊びの大切さや月齢別におすすめの遊びについて見ていきましょう。

目次

保育園での運動遊びのねらいって?

希望

成長過程の子どもにとって、運動遊びは大切です。保育園に通う子どもたちの多くは1日を園で過ごすことも多く、保育園での運動遊びが子どもたちの運動能力向上や心身の成長に大きく関係すると言えます。

運動遊びの大切やさ、保育園での運動遊びにおける保育士の役割はどのようなところにあるのでしょうか。

運動遊びの大切さ

子どもにとっての運動遊びは、走る・飛ぶ・投げるなどの基本的な運動能力の向上に効果があるのはもちろん、ルールやコミュニケーションを学ぶ機会でもあります。

心と体の発達に深くかかわっているのです。具体的には、おもに次のような能力を獲得する効果があります。

運動能力・身体感覚・集中力

  • 走る・飛ぶ・くぐる・ぶら下がる・よける・転がるなど、遊びを通してさまざまな運動能力を身につけ、バランス感覚や柔軟性・瞬発力などの身体感覚を高める。
  • 運動遊びを通して考える力や集中力が養われる。

運動の楽しさや自己向上感・意欲

  • 体を動かすことの気持ち良さや楽しさを知り、体を動かす意欲を育む。
  • 運動遊びを通して成功体験を積むことで、「やればできる」という自己肯定感が向上する。

力の加減をコントロールする能力

  • 運動遊びを通してさまざまな運動的刺激を受け、基本的な体の動かし方や力の加減などをコントロールする能力を身につける。

状況判断力

  • 運動遊び中に起こるさまざまな事象を通して、周りの状況を予測し、危険の察知など状況判断をできるようになる。

ルールを守る大切さやチームワーク

  • 鬼ごっこやドッチボールなどなどさまざまな運動遊びのルールを通じて、ルールを守る大切さを知り、友達とのコミュニケーションの取り方やチームワークなども学ぶ。

以上からも分かるように、運動と知能は密接に関係していると考えられます。

ハーバード大の臨床精神医学准教授であるジョン・J・レイティ博士は、知能向上に大切なニューロンの数を増やす効果がもっとも期待できるのは運動である、としています。

運動によって、思考にかかわる神経伝達物資の分泌の促進し、記憶力や認知能力を高めるために必要な神経結合を増やすことができると考えているのです。

また小学校生活で必要な基礎体力の向上や、運動遊びを通して学んだ友達とのコミュニケーションやルールなどは、就学後の学校生活をスムーズにしてくれるでしょう。

運動遊びにおける保育士の役割

運動遊びにおいての保育士の役割は子どもたちが楽しく安全に遊べるようにすることです。

運動遊びと言うと園庭や公園など野外の広い場所を思い浮かべますが、室内や遊具がない場所でも可能です。日々の遊びの中で、体を動かすような工夫をしてあげましょう。

また、運動遊びに限らず、幼児期くらいになると子ども同士でもめてしまうことや、ルールを破ってしまうこともあります。

これらは成長過程で自然なことですので、頭ごなしに叱ってはいけませんが、一方で、納得できないまま放置してしまうと、子どもが運動遊びを嫌がる原因のひとつになってしまうこともあります。

トラブルが生じた際には、子どもがトラブルに対してどのよう感じたかを聞いてあげましょう。まだうまく言葉で答えられないことも多いので、言葉以外の態度などにも注意を払うことも大切です。

そのうえで、子どもが理解できるようにトラブルの生じた原因を根気よく説明してあげましょう。

もちろん、全体に目を配り、安全に配慮することも忘れないようにしてくださいね。

0歳児におすすめの運動遊び

エプロン姿の女性と赤ちゃん

0歳は成長が著しい時期です。また個人差も大きいため、子ども一人ひとりの様子を見ながら、その子に合った運動遊びをさせてあげましょう。

0歳児の運動機能の発達目安

0歳はおよそ3か月〜4か月くらいで首が座り、5か月 〜 6か月ほどで寝返りをするようになります。この月齢は1歳になるまでの間にお座り・ハイハイからつかまり立ち・一人歩きまで、さまざまな運動能力を身に付けます。

室内でできる「マット遊び」

マットを使えば、さまざまな運動遊びができます。そのままマットの上をハイハイさせたり、少しマットに高低差をつけて滑り台にしたり工夫してみましょう。子どもたちも興味津々で自然と体を動かしたくなります。

0歳はまだバランス感覚がしっかりしていないので、脇や首の後ろなどを押さえてあげましょう。

野外でできる「おひざジャンプ」

芝生やベンチ・椅子に保育士が座ります。赤ちゃんの脇をかかえて自分の太ももの上に立たせ、抱えたままジャンプさせてあげましょう。
高く跳ねさせたり、ぴょんぴょん細かく跳ねさせたり、ジャンプに強弱をつけてみましょう。

1歳児におすすめの運動遊び

草原とボール

1歳児は活発になってコミュニケーションも増えてくる時期です。いろいろなことに興味が出てくるので、運動遊びに使う道具を口の中に入れてしまわないよう、しっかり目配りしましょう。

子どもがダイナミックに動いてもぶつからないように、マットを敷くのも効果的です。

1歳児の運動機能の発達目安

1歳になるとつかまり立ちやボール投げ、くぐったりまたいだり、三輪車にまたがって地面を蹴って進むなど、運動能力は急速に発達します。

でこぼこした場所でも転ばずに歩けるかどうかが、1歳児としての運動能力を有するかどうかの判断目安となります。

室内でできる「ダンボール ハイハイレース」

ダンボールでトンネルを作りハイハイをするレースで、空間認識能力が養われます。あまりトンネルを長くすると子どもが怖がる可能性があるので、子どもの様子を見ながら距離を決めましょう。

ダンボールに絵を描いたり部分的にくりぬいたりしてみると、より楽しめます。

野外でできる「ボールおいかけっこ」

手軽にできるボールのおいかけっこは、保育士がボールを軽く投げて、「まてまて〜」と言いながら、子どもと一緒にボールを追いかけます。走る能力のほか、つかむ能力や物との距離感をつかむ力が養われます。

なお、使用するボールは、野球ボールなどの小さなものより、サッカーボール、大き目のゴムボールなどを利用しましょう。小さなボールだと踏んでしまったはずみで転ぶなど、転倒のリスクが高まります。

2歳児におすすめの運動遊び

サッカーボールと遊ぶ女の子

歩行や走力も安定してくる2歳児は、さまざまな運動ができるようになります。ケガも増えてくる年齢なので、しっかり目配りしましょう。

2歳児の運動機能の発達目安

2歳児の運動機能の発達目安は、両足ジャンプや連続した両足飛び、転ばず走れる、手を繋げば平均台など細い足場を歩けることです。鉄棒にも少しの間ぶら下がれるようになります。

室内でできる「イモムシ ゴロゴロ」

雨の日などに試したいマット運動「イモムシ ゴロゴロ」は、マットに横になり、イモムシのようにゴロゴロと転がってゴールします。

子どもが一人で転がることが難しい場合は、マットを二枚に重ねてみたり少し高低差をつけたりして転がりやすくなるように工夫してみましょう。

「イモムシ ゴロゴロ」のほか「ドングリコロコロ」など、子どもたちになじみがあって転がるものであれば、モチーフは何でもOKです。床や子ども同士ぶつからないように気をつけましょう。

野外でできる「PK合戦」

サッカー選手の気分で盛り上がる「PK合戦」は、ミニゴールにボールを蹴り入れるゲームです。片足で蹴るためバランス感覚が養われるほか、ボールがゴールに入ったときには自尊心がはぐくまれます。

1歳児向けの遊びと同様ですが、子どもが蹴り損ねたり、ボールの上に足が乗って転んで怪我をするリスクも考えられるので、大きさや硬さに注意してボールを選びましょう。

ここでも、大き目で、あまり硬くないボールを使用するといいでしょう。

3歳児におすすめの運動遊び

芝生を走る女の子

簡単なルールを理解できるようになる3歳児には、チーム分けをした運動遊びがおすすめです。また、将来的な運動能力もこの頃に養われるといわれています。

体幹を鍛えることを意識した運動を積極的に取り入れてみましょう。

3歳児の運動機能の発達目安

3歳児の運動機能発達の目安としては、三輪車をこぐ、けんけんパができる、鉄棒に2、3秒ぶら下がれる、滑り台を逆から登れる、などです。また体力もついてくるので、少し長めの運動遊びもこの頃から可能になります。

室内でできる「トランポリン」

バランス感覚が養われるトランポリンは、3歳児くらいからおすすめです。トランポリンの導入が必要にはなりますが、全身を使って体幹が鍛えられ、子どもたちも大好きな遊びです。

筋力をつけるだけでなく骨格の歪みを整える効果もあるので、姿勢がよくなるメリットもあります。

野外でできる「だるまさんが転んだ」

簡単なルールを学べ、止まったり走ったりという動作が連続する「だるまさんが転んだ」は、定番で子どもたちも盛り上がる運動遊びです。

楽しいだけでなく、止まる・進むなど体をコントールする能力を養うことができ、ルールの大切さも学ぶことができます。

4歳児におすすめの運動遊び

秋の公園で

ボールを投げながら走るなど、別々の動きや全身運動ができるようになる4歳児。音楽などに合わせてリズムも取れるようになるので、ダンスなどもおすすめです。

4歳児の運動機能の発達目安

4歳の運動機能発達の目安は、スキップができる、縄跳びで両足飛びができる、ボール投げ・キャッチができる、つま先立ちや後ろ歩きができるなどです。

この頃から勝ち負けや得意・不得意の意識が芽生え始めますが、「一生懸命やれば楽しい」と感じることが大切です。結果に関わらず子どもが楽しめることを心がけましょう。

室内でできる「荷物運搬レース」

四つん這いになり、背中に軽めの中身を入れたダンボールを運搬するレースです。落とさないようにじょうずに運ぶことでバランス感覚や腕の使い方を学べます。

ダンボールの中には絵本を1 ~ 2冊程度入れて重さを調整してみましょう。チーム分けすると盛り上がります。

野外でできる「スキップリレー」

楽しいときに思わず出るスキップで、リレーをしてみましょう。バランス感覚やリズムの取り方を会得するほか、どう足を出せば前に大きく進めるのかを考えるため、頭も使います。

スキップが難しい子どもがクラスにいれば、スキップ・早歩きのどちらか好きなほうを子ども一人ひとりに選ばせましょう。子どもは自分の好きなほうでリレーに参加します。

5歳児におすすめの運動遊び

体操教室

5歳児は道具を一人でも使えるようになるので、公園や園庭の遊具があればじょうずに運動遊びができます。いろいろなことにチャレンジしたくなる年齢なので、積極的に新しい遊び方などを取り入れてみましょう。

5歳児の運動機能の発達目安

5歳児の運動機能は、鉄棒で前回りができる、跳び箱を飛べる、ジャングルジムでの上り降りができる、ボール投げやキャッチができる、うんていを渡れる、上り棒で上がれることなどが目安です。

室内でできる「平均台じゃんけんぽん」

「平均台じゃんけんぽん」は、バランス感覚を養う平均台を使った陣地取りゲームです。子どもが平均台の左右それぞれからスタートして出会ったところでじゃんけんします。

勝った人は進み続け、負けた人はその場で降りて次の人がスタート、相手の陣地に先に達したほうが勝ちになります。渡っている途中で落ちた場合も次の人がスタート。次の人は端に立ってスタンバイしておきましょう。

野外でできる「バリエーション豊かな鬼にごっこ」

積極的に遊びに取り入れたい 鬼ごっこにはさまざまなバリエーションがあります。子どもに人気の代表的な鬼ごっこは、鬼がさわるとバナナの固まりになり、仲間にタッチしてもらうことでまた逃げ回れる「バナナ鬼」です。

そのほか「色鬼」「氷鬼」など、さまざまなバリエーションがあります。チームで戦う楽しさを味わいながら、体力向上も期待できます。

運動遊びを日頃から取り入れ、健やかな子どもの成長を

走り回る子供

子どもの健全な成長に欠かせない運動遊びは、基本的な運動能力や体力の向上にくわえて、マナーやルールの理解・コミュニケーション能力の発達などにも大切です。

公園や園庭での遊びのほかにも、ちょっとした工夫でさまざまな運動遊びができるので、毎日の園生活に上手に取り入れていきましょう。

また、保育園児の集中力は月齢や年齢によって10分 ~ 30分程度です。子どもの集中力も見ながら、ボールなどの小道具を上手に使って飽きさせない工夫もしていきましょう。


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監修者 PROFILE

コラム監修者 和氣 タイ子 Waki Taiko
都内の認可保育園にて、園長経験6年、保育経験延べ30年のベテラン保育士。
当社で園長職を勤めたのち、当社運営の保育施設の総合管理を担当。現在は研修など保育士の人材育成に注力している。

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